ランツァ(DT-230)の整備すべき箇所

そろそろ近場は魚が釣れない死の海と化す.あと1,2回で知多は終了だろう.その後,チャンスがあれば北に行きたいが,風と波高と積雪次第だろう.2月後半には南でノッコミが爆釣という情報もでているが,あたりはずれが大きそうである.片道150kmかけて行って,ほとんど釣れないのは避けたいものである.
ということで,1月後半から2月後半までの1月はバイクの整備をする.

①ゴーグル:
バイクのオフロード用のゴーグルが昨日壊れた.
ベルトを通す穴の端(樹脂製)が劣化で切断され,ベルトが止まらなくなった.
ダートフリークまで買いに行こうか,迷ったが,時間もかかるし,風邪引いてるし.
奥さんの原付用のメットについているめがね型のゴーグルを借りることで対処する.
林道とか走らないのなら,オフロード用のゴーグル不要な気がする.
2019/2/18
新しいゴーグルをダートフリークで購入.4500円ほど.オレンジ色で,夜見やすいはず.つけてみると,ベルトを緩めてもきつめ.できるだけ丁寧に扱うべし.



②タイヤ:
そろそろ後輪のタイヤもツルツルになる.冬の気温では,タイヤのゴムも固くて苦労する..まだもうちょっと持ちそうなので,できれば暖かくなってから,3月くらいに,ダートフリークにゴーグルとタイヤを買いに行きたい.タイヤはダンロップのD603というオンよりので良いだろう.全く林道いってないし.前輪は603でも川沿いの未舗装路問題ないし.
2019/2/18
リアタイヤ外した.空気圧を高めにしていたためか,ビードがなかなか落ちなかった.
これから買いに行く.あと古タイヤ5本分の処分もする.
リア:4.60-18 63p D604を買う予定 ネットだと7400円ぐらいから.
D604装着した.残念ながら,チューブに穴をあけてしまい,2回目のトライで成功.
グローブしたまま勘でやったのがいけなかったのか.チューブを取り付けた後,タイヤを強引にはめようとしたのがよくなかったか.ビードクリーム塗らないまま,寒くてゴムが固くて強引になってしまったか.
まず,ビードクリームを全周にしっかり塗り,チューブをつけずにリムを両側ともタイヤの中に入れて,空気バルブの穴のところに隙間があくように上下に大きく振動させ,チューブの空気バルブを穴に取り付け,横にじょじょに移動しながらチューブを全て納め,タイヤを水平にして両側はめるのがよいようだ.

③左クランクシャフトのオイルシール
あとは,クランクシャフトの左側のオイルシールの交換である.まだオイル漏れは無いが,交換してからもうすぐ3年である.風邪が治ってから,暖かい格好でトライしよう.新しいオイルシールは,手持ちがあるかもしれないが,本当にそのものなのかよくわからない.もう1つ買うしかないかな.高いけど,確実に手早く変えたいところである.
93102-25331     オイルシール     税込み756円     1    在庫あり

追記 2019/03/25
オイルシールを交換した.失敗有り.
オイルシールはほぼ劣化していなかった.でも折角フライホイールなどを外したので,交換するために,オイルシールにまず0.5mmのドリルで穴を開け,適当なフックのネジが無いので,すこし大きめのスクリューのプラスネジをドライバで差し込んだ.オイルシールの表面には,ゴムの表面にポッチが等間隔にあり,そこは窪んでいてドリルが容易に固定できる.適当な紐がないので,アルミの針金をネジの頭に絡ませて引っ張るが,びくともせず,針金が切れた.ネジザウルスでネジの頭を咥えて1本をひっぱるも,びくともせず.堪らず,全てのポッチに0.5mmの穴を開け,ネジを差し込んだりする.状況かわらず.3mmのドリルで穴を広げ,オイルシールのプレートの破壊にかかる.途中ドリルの電池を交換しつつ,穴を開ける.まだプレートは外れず.プラモ用のニッパーの刃を隣同士の穴に差込,プレートを円周方向に切断しようとすると,ニッパーの刃が折れた.穴と穴の間にさらに3mmのドリルで穴をあける.オイルシール側面にも鉄のプレートが入っており,しっかり固定されていることに気づく.マイナスドライバーでオイルシール側面とエンジン本体の隙間をこじり,オイルシール側面を変形させる(これで,エンジン本体側が少し凹んだ.).曲げこんだオイルシール側面に3mmのドリルで穴をあけ,何箇所かでこれを繰り返す.プラスドライバでオイルシールをこじり,ようやく,外側に折れ曲がってきて,オイルシールを外すことができた.+/-のドライバで側面をこじったために,エンジン側のアルミ穴の側面にかなり明瞭な凹みがけっこうな長さでできてしまった.この凹みを金属用のパテなどで補修しようか迷ったが,そんな道具はもっていないし,オイルが漏れてきたらまた開けて修理したらよいと考え,新品のオイルシールにシリコングリースを塗り,塩ビパイプではめる.かなり奥目まではめ込んだ(今度取るとき,また,苦労しそう..)
円盤プレートを3本のネジでショックドライバーで止め,大きなギヤをはめ,保護用のプレートをネジ止めしようとするが,ギヤが飛び出ているのか,ネジを締めこむと,プレートとギヤが押し合って,ギヤが全くまわらなくなる.なぜこうなるのか,理由がわからず困る.原因はわからず,対処策として,押さえのプレートにワッシャを3枚ほど差し込んで,ギヤと干渉しないようにする.ウッドラフキーをはめ,フライホイールをはめ,(途中でスタータークラッチの1個がはずれるが,元に戻す),フライホイールを水道用フランジと棒で固定して14mmのボルトを60Nmのトルクで締める.エンジンカバーに液体ガスケットを塗り,カバーをしめ,全て元通りにする.様子をみるために跨ってキックを降ろそうとするが,全く降りない.セルスターターも回らず.原因がまったくわからないが,最後の14mmのボルトで締めこんで回らなくなっているようである.ずっと風にふかれながらやっていて風邪気味になり,この日は終了する.

翌日,朝も風が強く寒い.前日の組み立てをばらして,部分的に組み立ててキックがどこで降りなくなるか調べる.やはり,14mmのボルトを締めるとダメ.単巧堂に電話すると,パーツリストを取り出して考えてくれた.どこか組み付けがまずいのだろうとのこと.スタータークラッチフライホイールにくっついている)と大きいギヤを取り出して,組み合わせ,きちんと片方向のみ回転するか確認することもアドバイスいただいた.オイルシールが飛びでていないか,その次にとめる円盤プレートはきちんとネジ止めされているか?質問いただいた.持ってきてくれたら見てもらうことができるが,ほかの修理があって,すぐにはできない状況.さらに,バイクをそこまで押していくのもかなりしんどい.
昼飯を食べて,もう一度トライ.バイクや道具を日のあたるところに移動する.風は相変わらず強いが,ここだと,日差しと相殺してすごしやすい.円盤プレートから見直す.前よりネジが深く入り込んだ感じがした.押さえのプレートと干渉しなくなった!!
あとは,フライホイールの取り付けに苦労するもなんとか,カシーンと嵌め,フライホイールをフランジと棒で押さえながら今回はトルクをはからず手の感覚で締めこんだ.キックが降りることを確認して,元通りにした.

反省点など:
・風が吹いて寒いところでは,作業をしないほうがよい.バイクも人も後のダメージが大きい.
オイルシールはがっちりはまりこんでいることがある.しっかしりしたフックネジ,しっかりした紐を用意し,シールに均等に力がかかるようにして引っ張るべし.ドリルでシールを破壊する前に,ドリルで大穴を均等に開け,紐を縫うように通して均等に力をかけて紐を引っ張ることを試みる.つくってしまったエンジン側の凹みから,二次エアを吸い,オイルが漏れてきるかは,今後要チェックである.オイル垂れた時点で金属用のパテ,新しいオイルシールで再修理である.
・円盤プレートがすこし突き出ていると,最終的にギヤがネジで押さえつけられすぎて,動かなくなる.ほんの1mmほどの違いが利いてくる.円盤プレートを止めるプラスネジはもともとネジロック剤が入れられており,そのカスなどで締め込みが甘くなって飛び出ていたようだ.3つのネジの組み合わせを変えたりしながら,何度か奥まで締めこめるかトライする必要がありそうだ.押さえのプレートがうまく取り付けられるかどうかがまずその判断材料になる.
・フランジを用いたフライホイールの固定は,ゴムシートを上下4箇所に挟み込むと,かなりの確立でうまくいった.

④煙突掃除:
排気管のグラスウールの交換,および,サイレンサー部とチャンバーのカーボン除去.これはけっこう音と燃費に影響しそうなので,しっかりやったほうがよいだろう.

2019/03/18
サイレンサーとチャンバーの未燃焼オイル・残留堆積カーボンの除去を行った.
ニイタカのパイプクリーナーLを用いた.アスクルで送料無料の2200円.
チャンバーを外して,エンジンの排気口をデザインナイフやカッターナイフでこそげると,結構な量のカーボンが取れた.
まず,チャンバーのエンジン側の口にビニル袋を切ったもの(パイプクリーナーの透明な包装袋)をあて,襤褸切れ(古いTシャツを切ったもの)を丸めて押し込んで,栓にした.オイルジョッキにパイプクリーナーを移し,ゆっくりとチャンバーのサイレンサー側の口から注ぐ.300mlぐらいのこして,泡が注ぎ口からでてくるようになったのでそこで放置して,2時間ほど置いた.
その間にサイレンサーからグラスウールを取り出し,ネジを締めなおして同様に排気口に栓をして,残りのパイプクリーナーを注ぎ,2時間ほど置いた.

結果:
2時間後様子を見ると,ダンボール箱に入れて立てかけていたサイレンサーが横倒しになって転がっており,泡が出ている..どうやらサイレンサーの箱がアルミでできており,パイプクリーナーの水酸化ナトリウム溶液と激しく反応したようだ.あわてて風呂場で水で何度も洗って反応を止めた.サイレンサーの中心のパンチングされている部分は,金属色がでており,カーボンは綺麗に取れている.この部分はステンレス鋼のようだ.サイレンサーのネジをとめる内側の部分は鉄らしく,洗浄後乾かしていると赤錆が発生したので,燐酸の錆とり剤を塗布して洗い,黒錆化しておいた.
つづいてチャンバー.
風呂場で同じように何度もゆすぎ,お湯を排出して,黒色がよわくなるまで繰り返す.片方の口は栓をしたまま,繰り返して両側からの排出を行った.エンジン側からのぞくと,まだ部分的にカーボンが残っているが,地金が多く見えている.かなり除去できたようだ.
チャンバーや,グラスウールをかわかしつつ,バイクに部品をとりつけ,元通りにし,10kmほど飛ばしてバイクを走らせ,チャンバーを乾かした.すこし高速での加速がよくなったようだ.低速はほぼもとのまま.調子に乗ってアクセル開けないようにしないと..

反省点:
サイレンサーの箱はアルミで,あまり水酸化ナトリウムに漬けてはいけない.今度からはサイレンサーの中の棒だけを浸すことを考えよう.
油分は例えば過酸化ナトリウムなど,100均にうっている掃除用粉末を使って除去したほうがよかっただろう.パイプクリーナーL自体は,しっかりした容器で,使いやすい.チャンバーを1回洗浄するのに1個使うのはどうかと思うが,3万kmに1回ぐらいやってもよいかも.そのまえにエンジンがだめになるかな..

その他:
グラスウールはデイトナ製の330x900のLサイズ,通常タイプ,送料込み1800円をヤフーショッピングで購入.届き次第,装着予定.チャンバーとサイレンサーのつなぎ目がすぐオイル漏れを起す.クランクケースカバーを付けるときに使った.赤色の液体ガスケットを試してみるつもり.


⑤フロントフォークオイル:
今年2月に単巧堂で換えて貰っている.がんばってこの冬に換えて見よう.


追記2019/01/31
webikeでフォーク関係以外注文した.
・左クランクシャフトオイルシール
・古河の緑色の冷却水2リットル
・サイドカバーのネジとワッシャ
・ギヤオイ

・エンジンキルスイッチ不良時に点検で無くしたサイドカバーのネジ
YAMAHA 純正部品
(90154-05074)
備考 スクリユ、バインデイング
販売価格(税込) ¥129 × 1個 = ¥129
・同じく前から失っていたワッシャ
YAMAHA 純正部品
(90202-05180)
備考 ワツシヤ、プレート
販売価格(税込) ¥102 × 1個 = ¥102
・左クランクシャフトオイルシール
YAMAHA 純正部品
(93102-25331)
備考 オイル シール (43G)
販売価格(税込) ¥756 × 1個 = ¥756
・減っていた冷却水補充用
KYK 古河薬品工業 クーラント 2L
容量:2リットル液色:緑 (52004)
販売価格(税込) ¥1,064 × 1個 = ¥1,064
・ミッションオイル
YAMAHA ヤマハ ヤマルーブ ギヤオイ
【メーカー品番】90793-36101ミッションギア潤滑用容量:1LAPI:GL3SAE:80W (9079336101)
販売価格(税込) ¥1,134 × 1個 = ¥1,134

合計3185円也.
ワッシャやネジはホームセンターでも代用できるものがありそうだが,見栄えと送料無料(3000円以上)にするために購入した.
フォークオイル関係は,種類を吟味することと,消耗パーツの交換も検討するために,購入を見送った.交換までふくめてなんとかやってみたいところであるが,チャンバーとサイレンサーの整備が優先かな.
そうそう,シートのネジも取れてしまっているので,適当なものをはやくつけよう.ゆるみ止め剤塗るかな..
あと,フロントのブレーキもきぃきぃ鳴くので点検すべき.

まずは,簡単なところからやっていく.

2019/2/3
送られてきたサイドカバー(エアスクープというのか)のネジとワッシャは1個ずつしか入ってなかった.車体に取り付けた.
シートのネジは10mmのボルト.長めのものと短めのものが1本ずつあったので,取り付けた.ネジロックは使わず,メガネレンチで結構締めておいた.
冷却水は1リットルぐらいの赤色のが残っていた.何も考えずに,現在のタンク(緑色のクーラントが入っている)に注入してしまった.黒ずんだ色になってしまった.赤の冷却水は,9年ぐらい前のものだろう.マニュアルどおり,今の冷却水を捨て,水で中を洗浄し,赤の冷却水を1:1ぐらいに希釈していれようと思う.これは明るいところでやったほうがよさそう.

2019/2/17
冷却水を交換した.サービスマニュアルでは,まず,ラジエターに接続されているパイプのゴムを外して,リザーブタンクの液を抜くとある.
よくわからず,左右のラジエターをつないでいるパイプを外し,ラジエターのキャップも外してしまったが,リザーブタンクの液は抜けるわけがない.リザーブタンクからでているパイプがラジエターにどのような配線でつながっているのかも,タンクやシートがあるとわからないので,結局サイドカバー,シート,タンクを外してみた.ラジエターのキャップのすぐそばにもう1つパイプがあり,それがリザーブタンクにつながっているのがわかった.これを外して(結構固くかなり力を入れて引っ張るとしだいにずれてきた)キャップと反対側(左側)にパイプを抜くと,リザーブタンクの液が流れ出てきた.
あとは,エンジン右側下にある冷却水ドレンボルトを外し,ラジエターの液を抜く.バイクを垂直に立てないと,きっちり抜けないとのこと.ドレンボルトを軽く止めて,水道水をキャップからあふれるまで3度ほど入れてはドレンを抜き,排水の色がなくなるのを確認して,ドレンを締め,パイプをつなぎ,新たな冷却水(前からあった赤色の液を水道水で50%に希釈.おそらく-3℃ぐらいまでは凍らないはず)を入れる.リザーブタンクにも入れて終了.

追記:
あとでボルトをはめ直すとき,ドレンボルトをシートを止めるのに使っていたボルトとスワップしてしまったようだ.今度替えるのは2年後.錆びるとこまるな..
タンクやシートを外さなくても,リザーブタンク側のパイプを外せば良かった気がする.
追記2:入れた赤色の冷却水のボトル(商品詳細をしめすフィルム付き)の写真が携帯からでてきた.「そのまま使える!凍結防止-40℃」と書かれている.そのまま入れたときのLLC濃度が50%として,倍に希釈したので25%,凍結防止できるのは-11℃まで.自分の住む場所で使うのなら大丈夫だろう.

2019/3/6
ヤオイルを交換した.前から中途半端に余っていたものでほとんど賄った.新しい缶は開封して少しつかった.今度交換する分(0.8リットル)は十分ある.