レビン(AE101)のLLC交換

冷却水ぐらいは自分で交換できるのではないか,と考え,経費削減のためトライしてみた.
すでに入っていたLLCは緑色.メーカー等は不明.2012年に交換して以来のよう.それ以前は自動後退で1回,ディーラーで一回やっていたことがラジエーターの天井にシールが貼られていて判った.それらのシールは今回取り除いた.
今回入れるLLCも緑色.古河の濃縮した2リットル.
長くなるが,以下が行った手順です.
①エンジンは停止してしばらくおき,冷却水が冷えている状況にしておく.
ラジエータ底左のプラスチックのプラグを反時計まわりに回して緩める.手では固かったため,ネジザウルス(固着したネジをひっつかんで回せるペンチ)で,プラグのノブにウェスをかませてトルクを掛けると緩んだ.
③プラグを緩めてラジエータ内のLLCを放出.
ラジエータ天井真ん中にあるラジエータキャップを反時計まわりに回し,外す.すると,底の放出の勢いが増す.
⑤リザーバータンクからラジエータへ繋がるホースをリザーバータンク側で外す.ステーからリザーバータンクをはずす.リザーバータンクのキャップを開けて,なかの冷却水を捨て,水道水でなかを数回洗う.
⑥リザーバータンクをもとにもどしておく.
ラジエータからの冷却水の放出が終わったら,底のプラグを締め,水道水をラジエーターのキャップ口からそそぐ.あふれるまで注ぐ.
⑧エアコンを高温側maxで最大出力にしておき,エンジンを始動.
⑨しばらくすると,キャップ口からポコポコ大き目の泡がでてくる.さらにしばらくすると,細かなムース状の泡が出てくる.
⑩エンジンを止め,プラグを開放して,冷却水を放出.
⑪再び,⑧から⑩を繰り返し,放出される水の色が透明に近くなったら止める.
⑫プラグを締め,買っておいたLLCと水道水を2:1程度にまぜて,一杯になるまでキャップ口から注いだ.
⑬⑧を行う.今度は大き目の泡しかでてこない.この泡もでてこなくなったら,エンジンを切る.
リザーブタンクに残りのLLCと水道水を大体1:1ぐらいにして,fullレベルまで充填した.
⑮余った残りのLLCは水道水を半分くらいまぜて,車のトランクに保管.
⑯少し車を走らせて,リザーバタンクの減りを確認.full-lowの間の1/3ぐらい減っていた.その分を⑮の残りで補充した.

注意点:
1)プラグからは大体2リットルほどしか放出されなかった.ラジエータ-エンジン回り間の水路の接続は,キャップ口すぐ下から太いホースで繋がっており,冷却水を撹拌する機構がどこかにあると思われる.エンジンが回っていないと,
ラジエータ内の冷却水しか,放出されないのであろう.このため,大体4,5回は⑪を繰り返してやっと放出される水の色がなくなった.この時点でエンジン回りのLLCもほぼ水になっていると思われる.
2)⑬において,エンジンがまわってしばらくすると,キャップ口からLLCがすこしあふれ出た.あまり,一杯まで入れないほうがよいようである.⑬の大き目の泡の放出を,「空気抜き」というのであろう.
3)リザーバータンクは1リットル,ラジエータ内で出し入れできる容量は2リットルとして,それぞれに1:1および2:1でLLCを注入したとみなす.この場合の濃度は29%で,非寒冷地型のものと変わらない.
4)今度からは,エンジン回りの水路は3リットルの水道水に置換されているとして,新しいLLCを均一濃度に調整して入れよう.LLC:水道水を2:1にして,キャップ口からの吹きこぼれが無いように控えめに注げば,最終的に31%の濃度になると目論める.
5)必要な工具はネジザウルスのみ.ただ,2リットルの空きペットボトルに水道水を入れて3本ほど用意しておくと作業が手際よくなる.
6)ペットボトルを半分ほどに切断し,飲み口にビニルテープを巻いてラジエタキャップ口にぴったり水漏れなく嵌められれば,注ぐ作業が効率的になる.今回はビニールテープで巻くことに気付かなかった.水道水注入の際,もっと入らないかと,闇雲にペットボトルの口を押さえつけたりして,無駄なことをした.プラグを半開きにして,水道水をペットボトルでキャップ口から常に注がれる状況にして,エンジンを動かしたら,効率的に水道水置換ができたかもしれない.

2018/03/17
冷却水リザーブタンクチェック.full-lowの真ん中まで水位が下がっていたので,ほぼfullにまで冷却水を補充した.