フロントブレーキは`94yz125だった.

フロントのブレーキパッド(デイトナ,赤パッド)を換えてから,フロントブレーキのレバーを握ると,キュルキュルと音がする.効きもよくない.今日雨のなか,フロントブレーキだけで止まるように,ブレーキレバーを強く握ると,まるで自転車のようにキィーーと音がして効きもいまいち.
何度かこれを続けていると,音も小さくなり,効きもましになったようだ..走れば直る?のだろうか..と訝っていた.

よくよく考えてみると,自分のランツァのフロントフォークはyz125のものである.ブレーキキャリパーもyz125が付いているはずである.ヤマハのパーツ検索の図面と写真でとってきた自分のランツァについているキャリパを比べてみると,やはりyz125のようである.しかし,そのことを忘れてランツァ用のデイトナの赤パッドを取り付けていた.デイトナは'94yz125のブレーキパッドに対応した商品を出していないようである.これでは,サイズが合わず,うまく利かない可能性が高い.
あわてて,'94yz125に対応している一番安いフロントブレーキパッドをwebikeで購入した.デイトナ赤パッドとはフロントは決別である.送料を浮かすため,スイングアームに取り付けるチェーンこすれ防止用のシールガードも購入した.

SBS エスビーエス ストリートセラミック 611HF ブレーキパッド
¥2,654
YAMAHA 純正部品
品番[1LN-22151-00] シール、ガード
¥6,156
ポイントを使って合計¥8,364也.シールガード高し.これで2回目の交換になる.あんまり記憶にないのだが,スイングアーム脱着が必要で,スイングアーム周りのOH/グリスアップと兼ねてやったと思われる.シールガードより,ブレーキパッドを優先して交換しよう.ランツァ用ブレーキパッドは損したものだ.XLRは4万キロ走ったが,こんなシールガードなんて記憶にない.ランツァは6.7万キロでシールガード2個分1万2千円の出費だ.まったくいちいち金のかかるバイクである.

追記2019/3/2
金がかかるついでに,今日,軽の車のおっさんが80km/hほどで並走し,左側から強引に抜かして信号で前に止まった.窓を開けて,なんじゃろと思っていると,ランツァのテールランプが点いていないと指摘された.確かに.
夜乗る前に交換しておかないと..
テール/ストップランプ 
12V 21w/5w S25 純正で324円
ライセンスランプ
12V 3.4w T10 純正で270円 サービスマニュアルにはx1ケになっているけど2個いるようだ.

追記同日
車部品販売店熱道でテールランプとライセンスランプを購入.いずれも2個セットのスタンレーのもの.テールランプ140円,ライセンスランプ100円ほど.バイクのものより振動には弱いだろうが,まずはこれを付けてみた.
夜中になんとか交換終了.テールランプのソケットは灰色の液体コーキングで振動しないように固められており,一部熱で溶けていた.その一部がバルブにも侵入して除去しないといけないと考えて,細いドライバーでほじり出した.ソケットが外れ,バルブをソケットから外そうとするが外し方がよくわからない.偶然,押し込んで半時計回りに回すことができることに気づき,それで外れた.液体コーキングは少し熱で垂れていたものの,外し方をわかっておれば,ソケットが固定されたままでもバルブは外れたかも.破壊した液体コーキングのソケットとその固定金具の隙間を埋めていた部分の大半は,再利用し,バルブとソケットができるだけ固定されるようにした.すぐ球切れするようだったら,振動対策を考えねばならない.
ライセンスランプも交換した.やはり2個ついていた.ランプは差し込んでいるだけで,すこし力を入れたら引き抜けた.ただ,ランプが見えるようになるまでは,2本のネジのランプ側のナットを緩めて抜き取るのに苦労した.ランプを交換し,ランプのケース内の砂埃を洗浄した.ケースの明かり窓の部分が洗浄したあと水分を拭くと外れた.この明かり窓をうまく固定しつつナットを再度締めるのに苦労した.こんな作業は昼間の明るいところでやるべきである.懐中電灯を口で咥えつつ作業した.
これで警察に呼び止められることはないだろう.また,S25のテールランプが1ケ余った.
追記2019/3/4
フロントブレーキパッドを交換した.ついでに前後のブレーキのブレーキフルードエア抜き,入れ替えを行った.音が鳴ってたランツァ用赤パッドと新しいyz用のSBSのパッドは重ねてみても,形はよく似ている.互換できそうなのだが..
前輪ブレーキの鳴きは小さくなったようだ.効きもすこしよくなった.あとついでに各部のグリス注入をしたら,いろいろ軋み音を出していた箇所が解消した.
スイングアームのシールガードは,やはり,スイングアームを外さないと付けれない.2日かけて明るいところで脱着し,グリスアップしたいところ.

追記2019/3/11
チェーンのシールガードを取り付けた.ついでに?リアリンクのボトム側のグリスアップを行った.おそらく,12年ほど前にニードルベアリングのニードルも全てばらしてグリスをたっぷり入れてから,開けていないはずである.
記録メモ
・ピボットシャフトが通るスイングアームの内側の金属の円筒の1つは,段付き磨耗していた.強い圧力がかかっていた感じである.ペーパーがけしてある程度段を消した.
・グリスはまだ十分に残っている感じだった.
・スイングアームのダストシールみたいな樹脂製で穴にはめ込むパーツは,かなり熱で磨耗していたが,今回はそのまま使用することにした.今度スイングアームを脱着するときは,新品にしよう.
・ピボットシャフトのベアリングはバラシてできるだけクリーニングしたが,この作業は時間がかかるので,ほかの部分は内側の空洞部分にグリースBを継ぎ足し,ニードルベアリングや金属円筒にモリブデングリースを塗るだけにした.
・最後に,チェーン洗浄スプレーでチェーンの泥脂を落とした.チェーンオイルのスプレーが手元になかったので,ギアオイルを塗った.チェーンを洗浄するときは,毛羽立つロールのウェスより,綿のぼろ切れがよさげ.
・リアブレーキホースをスイングアームにタイラップで止めているが,タイラップが足らなくなり(きつく締めすぎて,もういちど切ってしまった),アルミの針金で止めている.タイラップを買っておこう.

注意点:
・土曜日午前中にスイングアームをばらし,日曜丸一日でグリスアップと装着.シフトペダルやチャンバーガード,サイドカバーなど,余計な部分を外してしまった.これは,ピボットシャフトをゆるめるのに,はじめトルクレンチのエクステンションが見当たらず,なしでレンチを回すとこれらの部品と干渉したためである.エクステンション必須である.トルクレンチなみに長いメガネレンチがあればそちらのほうがよいのだろうが.
・リアリンクと車体とを接合するボルトは,内側にネジをきってある大きなボルトに,小さなボルトを車体左側から締めこむ形になっている.小さなボルトを外しても,大きなボルトは出てこない.小さなボルトをふたたび手である程度締め,木の柄のブラシをつかってプラハンマーで大きなボルトを押し出す.この作業を繰り返して,大きなボルトを取り出した.最後は小さなボルトをはずして,行ったが,はじめから外して木の柄とハンマーでこんこん大きなボルトを直に叩いても問題ないだろう.
・チェーンの下側のコロも脱着する必要がある.付けるとき,向きを間違えると,チェーンが張り過ぎてタイヤが入らなくなるので注意.
・リアリンクやスイングアームのナット・ボルトの脱着にはとくに順番はない.今回外すときに写真をガラケーで撮ったが,一度もみていない.サービスマニュアルがあって,部品を素組みしておけば,取り付けのときに誤るのはコロぐらいである.

シールガードを取り付けるのは時間がかかるな..グリスアップとか余分な作業を省いたら,朝から始めたら三時のおやつには終わる感じかな.