vespa50s

うちには奥さんのvespa50sがある.
30万円以上で購入し,ほとんど乗っていない.
全く乗らないので,税金がもったいないので,廃車処分にしてある.
ずっとシートを被せてほうってある.ガソリンも入れたままである.
1,2年ほど前,キックしてもかからなかった.
4,5年前はかかったのだが..

引越しするうえで,このまま,こなき爺のように持って行っても仕方ない.
1.売ってしまうのが一番なのだが..
おそらく奥さんは許さんだろう.
2.腐っているであろうガソリンを除去して,エンジンをかけれる状態まで自分で持っていく.
ガソリンタンクを外すのは,少し燃料コックの扱いに注意がいるようだが,キャブレターはランツァよりずいぶん簡単に外れそうである.あとはできるかぎり洗浄して,ヘドロ状のガソリンをなくし,プラグの穴にガソリンとオイルの混合を1ccほど垂らして,始動できるかみる.プラグの火花チェックも忘れずに.
これも,自分が作業するのを奥さんは快く思わない気がする.
3.べスパを買った赤男爵に修理依頼する.これにはレッカー手数料も取られる.
この場合,金はかかるが問題なく直るだろう.部品代とか結構かかりそうで,乗らないまま,また不動になると,同じ事を繰り返す羽目になるかも.
4.パンクして放置した換えホイールのチューブを交換する.
これは自分が乗っているときに,パンクしたものだ.チューブは買ってある.交換してもよいが,リムに傷を付けるなと言われている..これをできるだけ傷つけないようにやって信頼を得てから,2に進むのが無難だろう.間違ってもいっそのこと売ったら,と言ってはならないし,それをにおわすような事も言ってはならない.


宇賀神商會のホームページはいろいろ載っててよさげ.
ガソリンホースが劣化していないか,チェックしておこう.

追記2019/03/06
vespaの換えホイールを車体から外してみた.チューブ交換がやりたかったのだが,どうも13mmのナットを外し,ホイールのプレートを外さないといけないらしい.なぜか13mmのナットが,安い工具セットで欠けていた..12mmはktcのものと合わせて2個あるのだが..前,MTBを整備しようとしてボックスレンチを粉砕してしまった記憶があるのだが,買い直していなかったかな..13mmも2個になるのは避けたい.
リムとタイヤのビードの隙間から,ホイールの裏側がかなり錆びているのがわかる.この錆がパンクの原因になるそうだ.ということで,ペーパーがけで錆取り,外側をマスキングした上でプラサフ吹きが必要になってきそうである.結構大事になってきた.
2019/03/07
タンク外すには11mmのボルトを外す必要がある.これも買うかな.
2019/03/08
アストロプロダクツで9,11,13mmのソケットを購入.ktcが良かったが,アストロプロダクツ製で合計800円ほど.深夜にホイールのナット13mmを外してみる.2本は結構固かったが,ひざでホイールを押さえ少し痛い思いをしながら外せた.懸念されていたホイール同士の固着は,全くなく,ホイールの接合部の隙間に細いマイナスドライバーでこじれば簡単に外れた.L型のバルブに重量がかからないように注意して,チューブを抜くと,タイヤとホイールは外れた.
固着していたナット付近のホイール内側の錆びがひどい.凝りだすと,簡単に6000円ぐらいいってしまうだろう.8000円ぐらいでアルミホイールが売っているので,それではばかばかしい.今回は安く手をかけず,今後に問題をおこさない,をガイドラインに行う.
なので,アサヒペンの錆びの上からぬれるスプレーを用いることにする.色は灰色.
①まず,内側の錆びを布やすりで削り取る.
②脱脂スプレーで脱脂.
③表側の見える部分をマスキングし,スプレー塗装する.
④一週間放置後ホイール内周にビニールテープを回し,チューブ,タイヤの組み付け.

追記2019/03/14
奥さんの意向(ホイールがやすりでごりごり削られるのはいや)を汲んで,今回は,こちらで品定めせず,ホームセンターで錆取り溶剤を購入.おそらくリン酸.あと,刷毛と錆の上から塗れるペンキ(クリーム色).ほかにサンドペーパー,ステンレスのワイヤーブラシも購入.
昨夜,錆取り溶剤を試してみた.錆の深い部分に溶剤を垂らして10分ほど放置.ぼろ切れで擦ると,布に黒い汚れがつき,錆は少しは取れている.何度か塗り,垂れるのを防ぐため,ティッシュを細く切って貼り付けたりする.50分ほどして,それらを取ってぼろ切れでぬぐう.深い錆はなかなか取れない.あと,錆の色が黒くなった.鉄のリン酸化物ができているらしい.
翌朝,ぬるま湯で全体を洗って,布で擦ると,さらに黒い汚れがとれ,深い錆の部分が灰色っぽくなってきた.プラモのシンナーパテのような色である.全く効果がないわけでもなさそうである.ごりごり削るのは少なくして,溶剤塗布をもう少し続けてみることにする.錆の取り残しがありそうな部分はダイソーのリューターで金属地を出すのも手であるが,部材の厚みが減るのも問題である.腐蝕がすすむと,ホイールの円周に数cmの穴が空いている例もある.
追記2019/03/25
何度か錆とりを繰り返したが,キリがない.灰色っぽくなっても,ペーパー掛けすると赤錆がでてくる.奥さんと相談し,次の工程にすすむことにした.シリコンスプレーで脱脂.その後,奥さんが刷け塗り.裏表全面塗り終わり乾燥中.ムラがあってもう1回ほど塗るようだ.
追記2019/03/28
結局ムラは気にせず,ホイールをタイヤに組み付けた.取り外してから時間がたち,ホイールをタイヤの中に入れるのにビードにクリーム塗ったりして四苦八苦したが,しばらくしてタイヤの中に入れる必要はなく,タイヤをホイールで両側から挟めばよいことに気づく.チューブのL字型の空気バルブを厚いほうのホイールの穴に通す必要がある.まずチューブをタイヤの中に入れ,ほんの少しだけバルブを出すようにチューブを引っ張り,ホイールの穴に入れることができれば,リムがきちんとタイヤと合わさって収まる.そうでないと,チューブが出すぎてうまくリムとタイヤがはまらなかった.ここまでできれば,あとは薄い方のホイールを上から重ねてネジで止めればおK.