穂先補修

1.5号5.4m 磯竿の穂先の先端が折れ,先っぽが太くなりすぎたので穂先を換える必要がでてきた.

現在 直径1.0-3.6mm 中空カーボン,長さ110cmほど.

 

直径1.0-3.6mmはネットでみつからない.

0.8-3.6mmはある.

 

1.5号4.5m磯竿の穂先

0.8-3.6 長さ85cmほど.

 

こちらの穂先に換えて4.5mの磯竿のガイドの位置から適切なガイドの内径を測る.

トップガイド 内径0.8 mm

その次のガイド 内径1.5 mm

大体0.8-3.6の穂先にするなら,これらのガイドも買う必要がある,ということになる.

 

追記:

家の近くの釣具屋へ重い腰を上げて行く.

ipadで日新のタフトップ0.75-3.6を示し,取り寄せできないかと訊く.

直接の取引がなく,送料などがかかり,また,店にも実入りがないようだ.なぜ修理するのか,意義がわからないというので,先端が折れたのでそこを交換してまだ使いたいという至極こちらとしては当たり前の理由を言う.そうこうするうちに,店主は替え穂先のケースを差し出す.タフトップに比べると安物だが,自分には都合がよいので,よろこんで0.7-3.6のカーボン穂先を購入.ついでにそこそこ適合するトップガイドも購入.いろいろ心情をくみつつ話すとよいこともあるものである.

そうこうしているうちに,1.5号4.5mの磯竿は2番手の付け根が折れてしまった.なぜか河口のフカセで増水に紛れ込んだ1mほどの鯉がかかり,近くのおじさんに竿を預けてエラを捕まえて陸に揚げたのだが,そのとき折れたのだ.鯉を釣って折るとは,あんまりうれしい話ではない.こちらもどうしようか迷っていたのだが,5.4mの穂先が無事交換でき,復活したので,勢いに乗って昔中学入学祝いにいただいたシャーペンの内筒を解体し,2番手の根本に内側からあててエポキシで接着した.力がかかるとすぐ外れてしまいそうだが,様子を見てみよう.

 

1.5号4.5mの磯竿の補修後:

試用してみたところ,ウキは問題なく飛ぶ.しかし,根がかりで竿を張ると,2番手の補修箇所がぐんにゃり折れた.中に入っていたシャーペンの内筒が完全に折れ曲がっていた.竿にかかる応力はなかなかすさまじい.この補修法ではだめである.確か全長99cm, 付け根付近外径6.4mm付け根外径7.2mm(3番手内径6.9mm), 先端内径3.7mmであった.このサイズの2番手を手に入れるしか補修はできないだろう.

 

1.5号5.4mの磯竿の補修後:

試用してみた.30cmほどのチヌが釣れた.先端以外のろう付けされたガイドがすぐ外れてしまった.これらはエポキシでくっつける必要があるかな.さらに,穂先が長すぎるのか,先端から2番めのガイドが欠けているのか,魚の負荷がかかると穂先の先端がくるんと曲がり,折れそうで危険であった.ガイドを増設したいが,トップガイドをエポキシで取り付けてしまった..

実は尻栓をなくしてしまい,手持ちの渓流竿のものが偶然適合したので,代用している.また,車で30分の大型釣具店に尻栓と穂先をパーツ注文した.(現在も売られている竿なのである.)4.5mの竿は補修のめどが立たないので,これの先端付近のガイドを組み合わせるかな.

 

1.5号4.5mの磯竿の再補修:

2番手をホリデー磯1.5号4.5mのものに交換した.ホリデー磯のほうが2番手の根本が細く,竿を伸ばすと根本がほとんど外に突き出て,重なっている部分が1cmほどしかない.これではまた折れるだろうか.3番手先端付近が折れる気がする.3番手が折れたらまたホリデー磯の3番手に交換するかな.2番手が折れたら,ホリデー磯の2番手と3番手を買うかな.Zの改造や修理で,クラウンが買えるぐらいの金を使ったのはシャコタンブギのアキラだが,もともとの竿(中古)の値段は2490円.ホリデー磯2番手が1650円.これまでに穂先等も交換しているし,これがざっと2000円ぐらい.ホリデー磯1.5号4.5m新品が8040円.ホリデー磯のジャンクを探しておくか..

 

1.5号4.5mの磯竿の再補修の見直し:

やはり2番手と3番手の接合部に隙間がありすぎて,重なっている部分が短すぎるということが気になって,2番手交換後釣りには持っていっていなかった.折れてしまった旧2番手の根本内側には以前の補修の名残で,金属の筒がはまっている.これをヤスリで削って新2番手(ホリデー磯の2番手)の内側にはめることを考えた.電動ドリルにくわえこんで削ると軸対称に近づく.しかし,どうも金属の筒しか内側には収まらないぐらいの径であることがわかった.金属の筒では折れた経験があり,この方向での補修を諦めた.

3番手のガイドも外し,3番手のみを取り出した.すると,新2番手はぎりぎりまで伸びるどころか,抜けてはずれてしまった.ガイドの締め付けで,内径が縮んていたようだ.そうすると,もともと2番手は,ガイドの部分のところのみで止まっていたことになる.それぐらいの精度でよいのかと思い,2番手の外側にエポキシ接着剤を塗りたくって,3番手の先から通し,乾かないうちに何度も前後させて均一にエポキシ接着剤がコーティングされるようにした.さらに,ヤスリで削った金粉いりの旧2番手の削りカスを2番手の外側にまぶした.思い切って削りカスの落ちている床上に2番手を転がし,削りカスでコーティングした.硬化する前に何度も2番手を3番手にねじ入れ,どれくらいまで入るか試した.以前よりだいぶ先の方で止まる.2番手をヤスリでなめらかにし,最終的に根本の3番手に入っているであろう部分がすっぽり3番手に入ると,きつくて縮めにくくなるぐらいになった.あまり伸ばしすぎると潮をかんで縮めるときに苦労しそうだ.そこまで伸ばさないでおけば,2番手と3番手の重複している部分は十分長いし,金属筒も使ってないので,破損の心配もなさそうである.これで完全復活としたいが,実際に釣りに使ってみてどうか,である.

 

1.5号4.5m磯竿 補修(1番手ソリッド2番手ホリデー磯)実釣

朝10時ごろには雨が降るとの予報で,残っていた撒き餌のみで,日の出とともに釣りに行く予定をたてる.ちょうど補修した1.5号4.5mの磯竿を試すためである.天気曇り.中潮.6時頃満潮.しかし寝坊して6時.慌てて支度し,7時過ぎには釣り始めたか.

補修竿は,一度2番手1番手がするすると縮んでしまったが,もうすこしキツめに伸ばすと,そんなことはない.穂先の糸絡みも少ない.そこそこ狙ったところにいくし,いい感じ.10時前頃,オキアミのみで撒き餌打たずにしばらく浮きを漂わせていると,

もぞもぞからゆっくり沈む浮きの動き.はじめの引きをいなして少し巻き上げると,ギラリと平べったい魚体.岸につっこまれそうになるのをなんとか,耐えるとすぐ口が水面よりでる.なんどか水面より口を出させ,タモイン.この地で最高記録の大きさとなるチヌであった.はじめに水面より口を出したときは,鯉かと間違ったが,チヌだった.ということで,補修竿は上々の働きであった.

その時の仕掛けのメモ:

ゼクトsサイズの3B.

浮きー潮受けーーハリス2ヒロ,金色チヌ針2号. 錘は潮受け直下にB, G8x2,ハリス真ん中にG5, 針のちょっと上にG5.これで河口で,魚がつっつくと浮きがゆっくり沈むぐらい.浮きと潮受けは大体鉛直方向で,表層流による浮き先行ではない状況だった.

 

1.5号5.4mの磯竿の補修後のガイド:

 手持ちのガイドを見繕い,現在はそこそこいい感じの間隔でガイドがはまっている(と認識している).最近は0.8号5.4mのダイワのズームの竿をメインに使い,1.5号4.5mが補欠.1.5号5.4mは重く,出番がほとんどなくなっている.

 

追記2 2021/12/07

0.8号5.4mのダイワのズームの竿:

今季のチンチンからカイズは全てこの竿で釣ったのではなかろうか。ちなみにクロダイサイズはゼロ。今季前半はこの竿の糸離れば悪く、いらいらしたが、穂先のガイドを1つ外したら、良い感じになって使っていた。しかし、先日おそらく糸絡みしたまま巻いたため、穂先を破損してしまった。替え穂先をネットや店で調べるが、外径2.4mm-0.8mmの穂先はどこにもない。某大型店の店員は外径2.6mmのへら竿の穂先をつかい、基部を削って合わせれば良いといってくれた。へら竿は穂先がリリアンとなっており、面倒。同じ外径の磯竿のもの(Nissin製,1782円也)で行うことにした。

帰宅後深夜に行う。店員は根本近くのみ削ればよいといっていたが、2.4mm以下の部分は根本から15-20cmぐらいは離れている。その部分から削り出す。削る前から5mmから1cmほど突き出すようになって、さらにノギスで測りながら削っていくと、くにゃっと削っていたところが折れてしまった。基部まで中空なため削ると当然弱くなり、折れたのだ。1700円ほどの高い勉強代を払ってしまった。今後はソリッドの穂先のみ削ることにする。

 

事後策として、Nissinの穂先の折れた部分から先を使うことにする。元の折れた穂先の先端部分を、Nissinの穂先の折れた部分から先の中空穴に突っ込み、エポキシで固める。外径が細すぎて2番手からすっぽ抜けるので、Nissinの穂先の折れた部分付近の外面にエポキシを塗り、削りかすをくっつけて外径を増やす。以前、1.5号4.5m竿の2番手で行った手法である。今回は穂先なので、シビアで、ちょうどよいところで止まるようにするのに、エポキシをこそげ落としてやりなおすこと2,3回。なんとかうまく止まるようになった。

 

Nissinの穂先は円環状で段々がついており、テレスコガイドが止まりやすい感じである。ガイドは先端に行くにしたがって間隔が狭くなるようにするものと、穂先を購入したときに相手してくれた店員が言っていたので、そのようになるように、以前取り外したガイドも今回は使う。少しトップと2番ガイドの間隔が広いようなので、今度は穂先と2番ガイド内側にエポキシを塗り、2番ガイドに削りかすをふりかけ、そこそこ良い感じで止まるようにした。おそらく15cmほどは今回の失敗で短くなってしまった。

翌々日、余ったコマセとともに穂先を破損させた釣り場で試釣。ほボーズに終わったが、穂先や2番手は問題なく使えた。ガイドがいっとき滑ってトップに集まってしまったが、これに気をつけるべくもう少し強めにガイドを押し込めば良いだろう。

しかし、この釣り場は破損させたときもほボーズ、今回もほボーズで、フカセの人も結構居るのにのに全く釣れない。呪われているように思うので、今後は避ける。そうそう、補修後の竿の感じだが、以前よりたわむようである。0.6号くらいなのか?へら竿の穂先にしたら、0号になるのだろうか。店員はへら竿の穂先をU字型に曲げても折れない様子を見せていたが、へら竿の穂先ほうが粘ってくれるのだろうか。

 

追記:

へら竿、クロダイで検索すると、問題なく使えるようなコメントがでている。ソリッドのヘラ竿の穂先も購入しておくか。

 

2021/12/15

1.5号4.5mの穂先が折れた.

と同時に,0.8号5.4mズーム竿の穂先も折れた.この前穂先を削って取り付けたばかりなのに.どうも2番目のガイドの樹脂部と金属部が外れているのに強引にはめ込んで使っていたためではなかろうか.微細なささくれがあり,傷をつけたか.

0.8号5.4mズームのほうは,Nissinのヘラのソリッドを取り付けよう.ソリッドなので,多少削ってみよう.

1.5号4.5mのほうは,穂先の径を測って安い穂先を買おう.

 

2021/12/19

折れた穂先の回復に12/5に穂先を購入した店を再度訪ねる.一人で物色していると2.4mmΦのヘラ竿のソリッド穂先があるではないか.サービスコーナーに持ち込み,リリアンを取って,ちょうど良い感じですぼまるように,ガイドも見繕ってくれという.こちらの2番手も渡して,しばらく作業をしてもらい,リールを物色している間に完了.提示してもらった配置で納得し,購入.ガイド4ケ,穂先1400円ほどで合計2486円.帰りに小型店で3.6mmΦのソリッド穂先700円程度を取り出してもらい,4.5m用にガイドを位置合うように調べてもらう.手持ちのガイドを根本にはめつつ,良い感じにすぼまってくるガイドを3ケ購入.1300円くらいか.

しかし,帰宅後,チェックすると,4.5m用の根本のガイドは5.4mの2番手トップのガイドであった.また,5.4mの購入したガイドは,一番根元側の間隔が狭すぎる.深夜まであれこれ試行錯誤して,それぞれさらに追加購入すべきガイドをメモし,分けて小物入れに保管.

2021/12/20

メモを頼りにネットでfujiのテレスコガイドを検索すると,イシグロの通販がほとんど網羅して安価に扱っており,送料も良心的であることに気づく.予定していたサイズのガイドを買い物かごにいれたのち,メモとガイド,竿を引っ張り出し,机の上で再度確認.どうも予定したガイドのみでは心もとない.送料は一律なので,ガイドの取り付け部分あたりの穂先の直径をノギスで測り直す.精度が0.05mmなので0.1mm刻みのガイドの1つサイズ違いなのかどうかが心もとないがなんとか現行のガイドの直径を割り出す.5.4m用では,2番手を1.0mm,それより1つ大きいもの(1.1mm),3番手(手持ち候補1.3mm)はそれより1つ,2つ大きいもの(1.4mm, 1.5mm),4番手(同1.7mm)は現行から1つ,2つ大きいもの(1.8mm, 1.9mm)を余分に買う.先日購入した中空穂先が折れてしまったのは,それまで使っていたガイドの穂先に接する樹脂の部分が劣化して欠けていたため,穂先表面に傷をつけたものと考え,再使用しないことにした.

4.5m用では,2番手を1.0mm,3番手を1.6mm(現行と同じサイズだが,長さが現行のものは長すぎる)のみ購入とした.187円x9+300円(送料)=1983円.単価は昨日の大型釣具店,小型釣具店より安く,サイズも確実(のはず)である.12/21には商品確認のメールが届き,銀行振込完了確認後発送手続きに入るとのこと.12/21の夜に振り込だ.今後はガイドはイシグロ通販に限るかんじ.結局穂先補修に1782+2486+1300+1983〜7500円ほど使ってしまっている!!3回折れたと勘定しても,3回片道10kmの道を通い,さらに通販もし,夜中にあれこれ時間を使って,1回2500円は高い.今はなき釣り倉庫では1回訪ねれば作業もしてくれ,2000円前後でお任せで納得できるものを仕上げてくれていた.今後は勉強代を踏まえて,うまく自己解決していかねばなるまい.時間を金で買う式にパーツリストが揃ったシマノの竿を買うというのも手かもしれないが,ホリデー磯を買うのも現状の道具との優劣がつかない気がして納得できない.また,取り寄せ購入には時間がかかるはずである.

 

追記 2021/12/24:イシグロからガイドが届いた.組み直した結果,5.3m磯竿では,

1.0mm, 1.4mm, 1.8mm(いずれも購入品)を使用.4.5m磯竿では1.0mm, 1.6mm(いずれも購入品), 2.2mm(現行)となった.残ったガイドは1.1mmx2(購入品), 1.3mm(旧品), 1.5mm(購入品), 1.7mm(旧品),1.9mm(購入品)である.イシグロからきたものは樹脂の細いリング状になったものにすべてサイズ順に通されたものが小さなジップロックに入っていた.サイズ順にならべ,旧品新品まぜこぜで一旦ハサミできったリングに残ったガイドを通し,大型店で買った穂先のお記しセロテープを樹脂に巻きつけてはずれないようにし,ジップロック袋に入れて保管した.

穂先トップや固定ガイドは今回蝋で止めることにした.外れやすいと覚悟しているが,外れても注意して回収せねば.

 

 追記 2022/1/1: 組み上げた5.3m磯竿試釣.そこそこ狙い通りに飛ぶし,ガイドのずれもなく,良い感じ.しかし,完全ボーズで竿を片付けるときに横着して道糸,ウキ等の仕掛けがついたまま,竿を縮める.完全に縮めた状態でウキの負荷が集中したためか,穂先がトップのすぐ下で折れてしまった..再度トップをなんとか接着できるか試すつもり.