釣研の円錐ウキの浮力調整

このところの釣行で,釣研のチヌ用のウキ(プログレスチヌスタンダードM, ハイグレードS)2ヶとウキパラソルをロスト.
いずれの場合も,根掛りしている側の道糸にウキパラソルが絡みつき,その道糸が切れ,浮力がマイナスのウキを水没させた.スタンダードMは,岸壁際で一時タモで捕獲したが,上げるときに落ち,タモのとどかない奥へ落ちていった.
合計5000円ほどの損失である.
ウキロストのリスクを考えると,浅い釣り場での沈め釣りは条件の悪いときのみでよいのではないかと最近思い始めた.比較的安い大征黒でもきっとチヌがおり釣れるときは釣れると思う.竿とリールを2つずつ用意し,片方を沈め釣り用でスタンバイしておくと,時間ロスが少なくてよいかもしれない.

ロスト時の出費を削減するため,まだネットで売っていた大征黒00の色違いを1個ずつ買い,唯一残った手持ちのプログレスチヌS1と同等の浮力になるように調節した.手順は以下の通り.

1. 質量濃度10%無いぐらいの食塩水をコップに作り,プログレスチヌS1がぎりぎり浮く塩分濃度に調整する.
2. 大征黒がそれより浮くようなら,1.と同等の浮き加減になるように鉛シールを取り付ける.
3. 大征黒があまりに沈むようなら,スチロールのトレイをドーナツ状に切り抜いて作ったフロートの上に浮きを載せてゆっくり塩水に漬け,1.と同等の浮き加減になるようにフロートを切る.
4. フロートはゼリー状瞬着で貼る.

今回,黄色の大征黒はS1より少し重いくらいで,フロート調整は見送った.赤色の大征黒はS1より浮力があり,0.08gほどの鉛シールを底に取り付けた.
ボラは赤いウキめがけて突進してくるので,ボラが多いときは,黄色を使うつもりである.
プログレスチヌのハイグレードは番手が1多くなるごとに,0.1g増加する.沈めやすくしたい場合は,0.1gの鉛シールをつけて,対処する.

プログレスチヌのS0からS2の範囲に大征黒00は少なくともあるようだ.
大征黒沈めは00から+0.2gと釣研のホームページには記載されているので,プログレスチヌS2からS4に相当するようだ.鉛シール0.1g x 2 でこれに変えることが可能だ.針が底に行っていない気がしたら,これで対処しよう.

3のフロートの作成は,イシグロのへら釣りのコーナーで,発泡スチロールの円盤状のシールが売っていたのにヒントを得て思いついた.調子に乗って,すこし沈みすぎてるんじゃないかと思っていた,グレ釣り用のウキ(スーパーエキスパートUE, 0α)にも取り付けて,もう1個のグレ用のウキ(エキスパートグレz 0α)に近づけてみた.

               スチロールトレイで作ったフロートを底部に取り付けたスーパーエキスパートグレUE

しばらくは,チヌが釣れるまで,これらの出番は少ないだろうが,あまりチヌが釣れないなら,近場でもグレ釣りで試してみたい.


追記2018/12/3:
グレ釣りに,浮力調整をしたウキを使用した.2回投げただけで,フロート部分が外れた!ダメである.
日本海では,いずれのUEのウキも,すぐ沈むことはなかった.塩分濃度が太平洋より低いのか.
ちなみに,黄色のUEは,なぜか,ハリスがスパッと高切れしてしまい,ウキごとロスト.フグが継ぎ足しのハリスの上のほうを噛み切ったのだろうか..痛いロストである.
追記2019/03/25
先々月の最終釣行において,ウキごとロストした原因はどうやら,シマノアリビオ1000のリールにあることがわかった.ベイルと繋がっているローラー部分の端の隙間で糸をかみこんでしまい,すぐ糸が切れることがわかった.ローラー部分のネジを増し締めしておいた.これで問題がなくなるかどうか..