安い太い道糸

このところ根掛りしてもウキは必ず回収している,という話を書こうと思っていたら,
先日,三角テトラ帯で掛けた魚が瀬に突っ込み,イシグロ製380円の円錐ウキ(鉛シールで浮力調整した愛着あるもの)1ヶ,釣研のアタリウキ(グレスポット、960円)1ヶ,このアタリウキを購入するときに釣り倉庫で勧められた斜めとばしウキ(100円)を全て沈みテトラ帯に飲み込まれてロストしてしまった.つまり,都合3回の大物(と思っている)バラシあんどウキロストである.
道糸が瀬切れしても,イシグロ製円錐ウキは奇跡的にウキパラソルで日本鋼管突堤でも越前でも救出してきた.また,自分的には高級なアタリウキは繊細な反応で,上手く合わせが入れられ、浅いところを探るのに好んでいた.こういうのは,なんとかして買い直すのが最近の自分の出費パターンであり,いけないところである.

実は,昨年も同じ場所で,掛けてからの糸切れの多発をくらっている.ほとんど進歩がないうえ,今回のほうが釣具のロストの被害が大きかった.その釣り場をあきらめる方向に事後考えが傾いた。あるブログでは,もっと太い仕掛けを工夫し沿岸部でフカセ釣りをしている.別のHPで,そのような魚の突っ込みへの対処は糸の番手を少し上げて,竿を立てて耐え,魚の体力を奪えばよい,という記事も目にした.こういう情報に刺激され,結局、太い糸でリトライする事にした.また、ズブズブと出費が増えてしまった。

太い仕掛けで工夫されているブログを参考に(というかほぼコピーなので仕掛けの詳細は書かない),道糸,フロロハリスを買い揃えた.どこかのHPで,釣具は魚に近いところからしっかりした道具を使うべき,という考えを目にしたためか,道糸はケチって300mで700円ほどのものにした.この道糸をリールに取り付けるとき,ユニットノットを苦労して締めこもうとすると,4度ほど連続で糸が結び目の根元で切れほどけた...この道糸,太いだけで劣化しているのだろうか.ちゃんとしたのを買いなおせばよいのかもしれないが,5度目のユニットノットは唾を付けてゆっくり締め込み,何度か引っ張っても切れないし,スプールに巻いてしまえば,結び目まで糸を放出することはまずないので,よしとした.
ハリスとの直結は力を込めて引っ張っても問題ないようであった。テトラで道糸を擦られたらもたないであろうが.より太いハリスを長めにかませる。これが、高切れを避ける工夫であると考えている。
このハリスの長さをブログの仕掛けと同じ長さ分、測り,切り,床にくちゃくちゃに置いていたら,末端から1ヒロ強のところで絡まって大きな結びコブができてしまった.この1ヒロは切って,短くしてしまったが,この仕掛けの狙いを考えると,結び足しておくべきか。

この仕掛けで,夏の三角テトラに戦いをいどむのである.果たしてまだ,掛かってくれるかどうか!次回はテトラ切れを起こす魚の正体を報告したいものである.安い道糸で高切れしたら,視認性の悪い比較的太いナイロン糸を巻いていた古いリールを引っ張り出そう(というか,これでやればよかったのでは...).それでも切れたら,よい道糸を買いなおし,後日リトライである.

もはやギャンブルに近い.引き際はどこだ?


追記:
イシグロ製380円ウキは買いなおした.鉛シールを貼って,0cよりちょっと浮くくらいにした.鉛シールも底をつきかけて来た.釣り場でちょいちょい貼って,しばらくして剥がしてもう使えなくなる,ということを繰り返したため消耗が早かった.ああいう粘着力って,どうやったら再生できるんだろう..
もう1つ,ウキに関して疑問.浮力を落とすには鉛シールでいけるが,浮力を回復させるにはなにか手があるだろうか.浮力の軽い材料をつけるにしても,形状が大きく損なわれるものは避けたい.ウレタン塗料などは浮力あるのだろうか.