自転車のライト

夜中に仕事場から家まで片道40分ほど,MTBで帰る.
このためにライトは気を配っている.サドルに赤い点滅できるライト.ハンドルに単4電池で光るもの.もう1つ白色で点滅できるもの.全てダイソーのもので,最近,白色点滅のものは挙動がおかしくなり,つかなくなった.分解すると,半田付けのところが取れている.基板のパーツと樹脂ケースのはめ込み具合もフガフガしており,修理は難しそうだ.百均だから仕方がないとあきらめて同じものを買ってもよいのだが...この修理は保留中である.

さて,ライトをこんなにつけるようになったのは安全のためだが,おまわりさんにびびった経験が大きい.
まだ,MTBを整備せず,小さなスウェーデン製の自転車で試みに通勤していた頃.
夜,片道1車線の道路で,比較的大きな川をわたる橋付近で,連日,パトカーに遭遇した.そのときは,自転車用のライトをもっておらず,手でもつタイプのこれまた百均のライトを手にはさんでハンドルを操作しながら帰っていた.パトカーは,歩行者用信号が赤の短い横断歩道を,歩行者だったか自転車だったかが信号無視して渡ると,スピーカーで信号無視しないように注意していた.これで筆者も信号無視には自動車とパトカーに気をつけるようになった.

さてさて,ライトであるが,ある日,手で持つライトを持参するのを忘れてしまった.仕方がないので無灯で帰り,パトカーがよくいる,橋の付近まで来た.筆者の前に女の人がママチャリをライトをつけて漕いでいる.なかなか色っぽい雰囲気であるが,橋の上り口に近づいて,そのまま追い抜こうとしたとき,橋の近くのわき道から,挙動不審の男がアンケートを挟んだバインダー板みたいなのをもって,「ちょっと,ちょっと待って..」と追ってきた.これはアンケートを装った変質者か,強盗かと警戒し,逃げるように自転車のスピードを上げた.男は筆者の自転車の荷台をがっちり掴んで,進行を阻んだ.仕方がないので,止まって確認すると,なんとおまわりさんであった.しかも一人.どうやら,無灯なので停止させたようだ.おまわりさんの停止を振り切ると法に触れることを最近知っていた筆者は,「痴漢かなんかかと間違ってしまったので逃げた」と言い訳した.無灯のことを注意され,度重なる場合は罰金等もあることを諭された.免許証でIDが控えられてしまった.車の免許証なので,自転車の違反で減点になることは無いが,今度同じようなことになったら,より厳しい処分を受けるようだ.今回は口頭での注意のみだ.さらに,自転車の防犯登録とかをかがみこんでおまわりさんは探していたが,スウェーデン製なので無いといったら,一応納得した.盗品とも疑っていたようだ.おまわりさんを筆者は痴漢かと疑ったが,筆者をおまわりさんは痴漢と勘違いしたのかもしれない...

ということで,ライトは安全のためにも,痴漢にされてしまわないためにも,おまわりさんに止められないためにも,暗い道では特に点灯するように心掛けるようになったのだった.

追記2018/06/12
結局壊れた白色ライトは修理せず,ダイソーでもう少しごつめの類似品を購入し取り付けた.
さらに,スポークに取り付ける反射スティック(6本ぐらい入っている)前・後輪1セットずつ買って付けてみた.前輪が赤,後輪が青で,光に反射すると,デコった車のようかも.いいのかわるいのか..